認知マトリックス の記事の中で、僕は世の中の物事を「価値化」しようとしてみた。価値があるなら、そこには当然プラスとマイナス、つまり「損得」が発生する。そこから一歩進んで、自分の決断をサポートするための理論を考えてみたんだ。それが今回の「投資論」だよ。
由来
実は、この方法はかなり前から考えていて、実際に試してみたこともあったんだ。でもその頃の僕は、自分をただの機械みたいに扱って、「すべきこと」や「正しいこと」をただ実行していた。そのプロセスは本当に苦痛だったよ。 2025年の年間振り返り でも書いたけど、そういう無理を重ねた後に「爆発」を経験して、ようやく自分の感情を重視するようになったんだ。
初期のバージョンでは、お金、社会的地位、権力といった一般的な価値があるものだけを対象にしていた。でも、それらを絶対視して動いた結果がさっき言ったような苦痛だったんだよね。だからその後、一番大切な変数として「自分自身の感情」、つまりメンタルや好き嫌いなどを加えることにした。
これは愛の定義から学んだ「まずは自分を愛し、溢れ出したエネルギーで他人を養う」という考え方に近い。行動の前提として、自分に十分なエネルギーがあること、あるいは自分の感情を前提条件に組み込むこと。これでようやく、普通にシェアできる内容になったかなと思っている。
内容
内容はタイトル通りで、すごくシンプル。世の中のあらゆることを「投資」の視点で見て、コスト、期待収益、期待損失を考えてみるだけ。
まずはコスト。これは客観的なコストに、自分の主観的なコストを足したもの。
- お金
- 時間
- メンタル(感情)
- など
そして、物事は必ずしも成功するとは限らないから、収益と損失を分けて考える。
| 期待収益 | 期待損失 | |
|---|---|---|
| 成功 | 気分 + X | コスト; お金 - X |
| 失敗 | 負担 - X; 経験 + X | コスト; 気分 - X |
これらはただの例だよ。大切なのは「すべては変数」だということ。君の認知マトリックスで掛け合わせた結果、価値があると感じるものなら、何でも収益や損失になり得る。
あと、成功しても失敗しても、そこには収益と損失の両面がある。もし思いつかなければ、無理に考える必要はないよ。考えること自体もエネルギーを使うからね。自分がより良くなるために研究しているのであって、自分を追い詰めるためじゃない。思いつかないってことは、まだ認知が追いついていないか、今の自分にとって重要じゃないってことだし。一応、ありそうな考え方を挙げておくね:
- 成功の潜在的損失
- 機会費用(他の可能性の喪失)
- 維持コスト
- 失敗の隠れた収益
- 認知プレミアム(経験や教訓)
- ストレステスト
これらは「こんな経験が得られた」という収益や、成功しても維持費がかかるといった損失の例としてリストアップしてみた。
次に、これを「短期的な決断」と「長期的な決断」に分けて話そう。
短期的な決断
これは日常の小さな決断のこと。理論上は「気分」だけで決めていいはずだけど、エネルギーが低い状態の人にとっては、どんな小さな「変化」も災難になり得る。だから、こういう時の決断は、自分のエネルギーの状態を一番重く見積もって判断してほしい。
もっと言えば、主観的なエネルギー消耗が激しすぎるなら、いくら期待収益が大きくても、その投資は「赤字」なんだ。
長期的な決断
これは一定期間続く決断のこと。例えば、誰かとの「友情」を維持すること。「維持」という言葉を使わなきゃいけないような社交なら、それは本来の定義での健全な関係じゃないかもしれない。理論的に言えば、健康な関係はお互いを豊かにするものだからね。
でも、現実には何でも思い通りにはいかない。だから、どうしても維持しなきゃいけないこともある。そんな時、僕は「サーキットブレーカー(損切りルール)」、つまり底辺のラインを引くことにしている。その線を越えたら、そこでおしまい。
この損切りルールも、自分の状況に合わせて判断すればいい。最初は「法律」から入るのがいいかもね。違法行為は絶対的な赤線(レッドライン)だから。その次は「人権」かな。尊重のない関係は不正常だし、長くは続かないから。
思考
実のところ、こういう「価値」で自分を満たそうとする考え方は、ちょっとマキャヴェリズム(目的のためには手段を選ばない)を連想させるかもしれない。僕の説明からはそう見えないかもしれないけど、実際に使う時、目的を達成するためにあらゆることの価値を判断して自分の行動を決めるのは、行き過ぎると利己主義の萌芽になりかねない。
でも、僕はそれでいいと思っている。真理が特定の範囲内でのみ真理であるのと同じで、エネルギーが枯渇して生きること自体が毎日の課題になっているような人に、「君は打算的すぎる」なんて言うのは、それこそ不自然な気がするんだ。
それに、まずは自分をいっぱいに満たしてこそ、初めて余力を持って、健全に他人を愛せるようになるんじゃないかな。
その他
動画を見ていた時に、このテーマにぴったりな素敵な言葉を見つけたよ。
何かをするには、時として代償が必要だ。
その代償が十分に低い時、それは「ついで」に過ぎない。
代償を払える時、それを「挑戦」と呼ぶ。
払えない時、うまくいけば「勇気」と呼ばれ、失敗すれば「無謀」と呼ばれる。Source: https://youtu.be/LvbGmCF07e4