はじめに
2022 SA am1
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03-05: https://blog.yexca.net/ja/archives/185
06-10: https://blog.yexca.net/ja/archives/186
11-15: https://blog.yexca.net/ja/archives/189
16-30: https://blog.yexca.net/ja/archives/190
試験問題を一通り解いてみたけど、大部分はソフトウェア設計者(ソフトウェア開発技術者)試験みたいな感じだったな。共通科目は開発寄りの要求が低めなのかな。専門の試験になるともっと難しくなりそう。専門用語がわからなくて戸惑うこともあるけど、翻訳してみれば解ける問題も多いから、やっぱり用語を覚えるのは大事だね。
第 16 問
次の流れ図において、判定条件網羅(分岐網羅)を満たす最小のテストケースの組みはどれか。

ア (1) A=0, B=0 (2) A=1, B=1
イ (1) A=1, B=0 (2) A=1, B=1
ウ (1) A=0, B=0 (2) A=1, B=1 (3) A=1, B=0
エ (1) A=0, B=0 (2) A=0, B=1 (3) A=1, B=0
この問題は、各分岐をすべてテストするために最小でいくつのテストケースが必要かというもの。詳しい解析は省くけど、答えは選択肢 イ だよ。
第 17 問
問題が発生していないが、プログラムの仕様書と現状のソースコードとの不整合を解消するために、リバースエンジニアリングの手法を使って仕様書を作成し直す。これはソフトウェア保守のどの分類に該当するか。
ア 完全化保守
イ 是正保守
ウ 適応保守
エ 予防保守
問題の要約:問題はまだ起きていないけど、プログラムの仕様書と実際のコードの食い違いをなくすために、リバースエンジニアリングで仕様書を作り直す。これはソフトウェア保守のどれに当たる?
ア:完全化保守(パーフェクティブ保守)
イ:是正保守(コレクティブ保守)
ウ:適応保守(アダプティブ保守)
エ:予防保守(プリベンティブ保守)
昔勉強した記憶が蘇ってきた…。完全化保守は、新しい基準や要求に合わせて機能や性能を向上させること。是正保守はバグ修正。適応保守は新しいOSやハードへの対応。予防保守は問題が起きる前に潜在的な問題を予防するために行うメンテナンスのこと。だから答えは選択肢 エ。
第 18 問
ある組織では、プロジェクトのスケジュールとコストの管理にアーンドバリューマネジメントを用いている。期間10日間のプロジェクトの、5日目の終了時点の状況は表のとおりである。この時点でのコスト効率が今後も続くとしたとき、完成時総コスト見積り(EAC)は何万円か。
| 管理項目 | 金額(万円) |
|---|---|
| 完成時総予算(BAC) | 100 |
| プランドバリュー(PV) | 50 |
| アーンドバリュー(EV) | 40 |
| 実コスト(AC) | 60 |
ア 110
イ 120
ウ 135
エ 150
問題の要約:ある組織がEVMを使ってプロジェクト管理をしている。10日間のプロジェクトの5日目終了時点の状況は表の通り。このコスト効率が今後も続く場合、完成時の総コスト見積り (EAC) は何万か。
これはまだ勉強してなかった内容だな。完成時総コスト見積り (EAC) の計算方法はこうなるよ。
$$ EAC=\frac{BAC}{CPI} $$ここで、CPI (コスト効率指数) は
$$ CPI=\frac{EV}{AC} $$数値を代入して計算すると
$$ \begin{align} CPI&=\frac{40}{60}=\frac{2}{3} \\ EAC&=\frac{100}{\frac{2}{3}}=150 \end{align} $$だから答えは選択肢 エ。
第 19 問
ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、表の全ての作業を完了させるために必要な期間は最短で何日間か。
| 作業 | 作業の開始条件 | 所要日数(日) |
|---|---|---|
| 要件定義 | なし | 30 |
| 設計 | 要件定義の完了 | 20 |
| 製造 | 設計の完了 | 25 |
| テスト | 製造の完了 | 15 |
| 利用者マニュアル作成 | 設計の完了 | 20 |
| 利用者教育 | テストの完了及び 利用者マニュアル作成の完了 | 10 |
ア 80
イ 95
ウ 100
エ 120
問題の要約:ソフトウェア開発プロジェクトで、表の全作業を完了させるのに最短で何日かかるか。
これはネットワーク工程図(アローダイアグラム的なやつ)を描けばOK。結構シンプルな図になるよ。答えは選択肢 ウ。
第 20 問
ITIL 2011 edition では、可用性管理における重要業績評価指標(KPI)の例として、”保守性を表す指標値”の短縮を挙げている。保守性を表す指標に該当するものはどれか。
ア 一定時間内での中断の数
イ 平均故障間隔
ウ 平均サービス・インシデント間隔
エ 平均サービス回復時間
問題の要約:ITIL 2011版の可用性管理において、「保守性を表す指標」に該当するのはどれ?
ア:一定時間内の中断回数
イ:平均故障間隔 (MTBF)
ウ:平均サービス・インシデント間隔 (MTBSI)
エ:平均サービス回復時間 (MTTR)
ITILの可用性管理において、保守性(メンテナンス性)は故障が発生した後の回復や修理の能力を指すんだ。故障の頻度じゃなくてね。平均サービス回復時間 (MTTR, Mean Time to Restore Service) は故障後の回復スピードを表すから、これが正解。答えは選択肢 エ。
第 21 問
基幹業務システムの構築及び運用において、データ管理者(DA)とデータベース管理者(DBA)を別々に任命した場合のDAの役割として、適切なものはどれか。
ア 業務データ量の増加傾向を把握し、ディスク装置の増設などの計画して実施する。
イ システム開発の設計工程では、主に論理データベース設計を行い、データ項目を管理して標準化する。
ウ システム開発のテスト工程では、主にパフォーマンスチューニングを担当する。
エ システム障害が発生した場合には、データの復旧や整合性のチェックなどを行う。
問題の要約:コアシステムでDAとDBAを分けた場合、DAの適切な役割はどれ?
ア:データ増加の把握とディスク増設の計画・実施。
イ:設計段階で、主に論理データベース設計を行い、データ項目の管理と標準化を行う。
ウ:テスト段階で、主にパフォーマンスチューニングを担当する。
エ:障害発生時に、データ復旧や整合性チェックを行う。
データ管理者 (DA) は主に、データ標準の策定、データ項目の定義、論理データベース設計といった論理的なデータ管理を担当するんだ。データの一貫性と標準化を確保するのがDAの役割。一方でデータベース管理者 (DBA) は、ハードウェア資源の管理やパフォーマンス最適化、データ復旧なんかを担当するよ。だから答えは選択肢 イ。
第 22 問
監査証拠の入手と評価に関する記述のうち、システム監査基準(平成30年)に照らして、適切でないものはどれか。
ア アジャイル手法を用いたシステム開発プロジェクトにおいては、管理用ドキュメントとしての体裁が整っているものだけが監査証拠として利用できる。
イ 外部委託業務実施拠点に対する監査において、システム監査人が委託先から入手した第三者の保証報告書に依拠できると判断すれば、現地調査を省略できる。
ウ 十分かつ適切な監査証拠を入手するための本調査の前に、監査対象の実態を把握するための予備調査を実施する。
エ 一つの監査目的に対して、通常は、複数の監査手続きを組み合わせ監査を実施する。
問題の要約:システム監査基準(平成30年)に照らして、適切でない記述はどれ?
ア:アジャイル開発プロジェクトでは、形式の整った管理ドキュメントだけが監査証拠になる。
イ:外包先の監査で、第三者の保証報告書を信頼できるなら、現地調査を省略してもいい。
ウ:本調査の前に、実態を把握するための予備調査を行う。
エ:一つの監査目的のために、通常は複数の手続きを組み合わせて行う。
この基準は詳しく知らなかったけど、アジャイルプロジェクトの監査証拠が「形式の整った管理ドキュメント」に限定されるなんてことはないんだ。実際、会議録やコードベース、かんばん(進捗ボード)なんかも、実態を反映する有効な証拠として使えるからね。だから答えは選択肢 ア。
第 23 问
BPOの説明はどれか。
ア 災害や事故で被害を受けても、重要事業を中断させない、又は可能な限り中断期間を短くする仕組みを構築すること
イ 社内業務のうちコアビジネスでない事業に関わる業務の一部又は全部を、外部の専門的な企業に委託すること
ウ 製品の基準生産計画、部品表及び在庫情報を基に、資材の所要量と必要な時期を求め、これを基準に資材の手配、納入的管理を支援する生産管理手法のこと
エ プロジェクトを、戦略との適合性や費用対効果、リスクといった観点から評価を行い、情報化投資のバランスを管理し、最適化を図ること
問題の要約:BPOの説明として正しいのはどれ?
BPO (Business Process Outsourcing) は、自社の非コア業務をまるごと外部の専門企業に委託して、自分たちはコア業務に集中することを指すんだ。だから答えは選択肢 イ。
ちなみに、ア はBCP(事業継続計画)、ウ はMRP(資材所要量計画)、エ はPPM(プロジェクトポートフォリオ管理)の説明だね。
第 24 问
IT投資効果の評価方法において、キャッシュフローベースで初年度の投資によるキャッシュアウトを何年後に回収できるかという指標はどれか。
ア IRR(Internal Rate of Return)
イ NPV(Net Present Value)
ウ PBP(Pay Back Period)
エ ROI(Return On Investment)
問題の要約:IT投資の評価方法で、投資額を何年で回収できるかを示す指標はどれ?
ア は内部収益率。投資の利回りみたいなもの。
イ は正味現在価値。将来のキャッシュフローを今の価値に直して合計したもの。
ウ は回収期間法。これが問題文の内容。
エ は投資利益率。利益とコストの比率。
というわけで、答えは ウ。
第 25 问
UMLの図のうち、業務要件定義において、業務フローを記述する際に使用する、処理の分岐や並行処理、処理の同期などを表現できる図はどれか。
ア アクティビティ図
イ クラス図
ウ 状態マシン図
エ ユースケース図
問題の要約:UMLの中で、業務フローを記述し、分岐や並行処理、同期を表現できる図はどれ?
ア:アクティビティ図
イ:クラス図
ウ:状態マシン図
エ:ユースケース図
アクティビティ図は業務プロセスを記述するのに向いていて、分岐や並行、同期もバッチリ表現できる。だから要件定義でよく使われるんだ。クラス図はシステムの静的な構造、状態マシン図はオブジェクトの状態変化、ユースケース図は機能要求を表すもの。正解は ア。
第 26 问
PPMにおいて、投資用の資金源として位置付けられる事業はどれか。
ア 市場成長率が高く、相対的市場占有率が高い事業
イ 市場成長率が高く、相対的市場占有率が低い事業
ウ 市場成長率が低く、相対的市場占有率が高い事業
エ 市場成長率が低く、相対的市場占有率が低い事業
問題の要約:PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)で、他の事業への投資資金源となるのはどの事業?
ア:花形 (Star)
イ:問題児 (Problem Child)
ウ:金のなる木 (Cash Cow)
エ:負け犬 (Dog)
PPMでは、「金のなる木」が資金源になるんだ。シェアが高くて安定した利益を生むけど、市場の成長が鈍化しているから、追加投資があまりいらない。そこで稼いだお金を「問題児」とかに投資するんだね。答えは ウ。
第 27 问
半導体産業において、ファブレス企業と比較したファウンドリ企業のビジネスモデルの特徴として、適切なものはどれか。
ア 工場での生産をアウトソーシングして、生産設備への投資を抑える。
イ 自社製品の設計、マーケティングに注力し、新市場を開拓する。
ウ 自社製品の販売に注力し、売上げを拡大する。
エ 複数の企業から生産だけを専門に請け負い、多くの製品を低コストで生産する。
問題の要約:半導体業界で、ファブレス企業と比べた時のファウンドリ企業の特徴は?
半導体業界では、ファウンドリ企業は製造に特化していて、自社製品の設計はせずに他社の製造だけを請け負う。複数の企業から注文を受けることで大量生産・低コスト化を実現しているんだ。答えは エ。
第 28 问
XBRLで主要な取扱いの対象とされている情報はどれか。
ア 医療機関のカルテ情報
イ 企業の顧客情報
ウ 企業の財務情報
エ 自治体の住民情報
問題の要約:XBRLが主に扱う情報はどれ?
XBRL (eXtensible Business Reporting Language) は、ビジネスニュースや財務報告のための標準的なコンピュータ言語。主に企業の財務諸表などをデータ化するために使われるよ。だから答えは ウ。
第 29 问
リーダシップ論のうち、PM理論の特徴はどれか。
ア 優れたリーダシップを発揮する、リーダ個人がもつ性格、知性、外観などの個人的資質の分析に焦点を当てている。
イ リーダシップのスタイルについて、目標達成能力と集団維持能力の二つの次元に焦点を当てている。
ウ リーダシップの有効性は、部下の成熟(自律性)の度合いという状況要因に依存するとしている。
エ リーダシップの有効性は、リーダがもつバーソナリティと、リーダがどれだけ統制力や影響力を行使できるかという状況要因に依存するとしている。
問題の要約:リーダーシップ論のPM理論の特徴はどれ?
PM理論は、リーダーシップを「P(Performance:目標達成)」と「M(Maintenance:集団維持)」の2つの軸で捉える理論なんだ。だから答えは イ。
第 30 问
A社は、B社と著作物の権利に関する特段の取決めをせず、A社の要求仕様に基づいて、販売管理システムのプログラム作成をB社に委託した。この場合のプログラム著作権の原始的帰属に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア A社とB社が話し合って帰属先を決定する。
イ A社とB社の共有帰属となる。
ウ A社に帰属する。
エ B社に帰属する。
問題の要約:A社がB社にプログラム作成を委託した。著作権の特別な取り決めがない場合、著作権は誰のものになる?
特に契約で定めがない場合、著作権法上は実際に作品を作った人(この場合は受託者のB社)に帰属するのが一般的だよ(日本も中国も同じようなルールだね)。だから答えは エ。