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东京科学大学大学院情报理工学院 2020 问题二 / 科学大院理工学 2020 問題二

問題一:https://blog.yexca.net/archives/198
問題二:この文章
問題三:https://blog.yexca.net/archives/200 問題四:https://blog.yexca.net/archives/202
問題五:https://blog.yexca.net/archives/203

引言

这一大题刚看的时候还以为属于形式语言 (与自动机理论) 呢,实际上手做题发现是数理的内容 (俩都没学过,也都一样)
总体的难度不是特别难 (因为做过东大试卷吧,看这个的题目都不太难) 但还是需要掌握较多的理论基础才可解出

题目版权属于东京科学大学所有,仅为了方便观看而引用,无盈利行为

1

命題論理について考える。命題 $\varphi$ を $(\neg p_0 \to \neg p_1) \wedge (\neg p_1 \to p_0)$ とする。ただし、$p_0, p_1$ は命題記号である。

a)以下の表が $\varphi$ の真理値表になるように(ア)~(エ)にあてはまる値を答えよ。ただし、1は真を表し、0は偽を表す。

$p_0$ $p_1$ $\varphi$
0 0 (ア)
0 1 (イ)
1 0 (ウ)
1 1 (エ)

b)命題 $\varphi$ が恒真(トートロジー)であるか否か答えよ。

c)命題 $\varphi$ が充足可能であるか否か答えよ。


解答

a

先ずは、命題 $\varphi$ を整理する

\[\begin{align} \varphi &= (\neg p_0 \to \neg p_1) \wedge (\neg p_1 \to p_0) \\ &= (p_0 \vee \neg p_1) \wedge (p_1 \vee p_0) \end{align}\]

これより

$p_0$ $p_1$ $\varphi$
0 0 0
0 1 0
1 0 1
1 1 1

ゆえに、ア:0、イ:0、ウ:1、エ:1

b

$\varphi=0$ の場合が存在するため、恒真命題ではない

c

$\varphi=1$ の場合が存在するため、充足可能である

2

命題論理の自然演繹について考える。$p_1, p_2, p_3$ は命題記号であり、$\wedge I$ は連言の導入規則、$\wedge E_L$ は連言の除去規則(左)、$\wedge E_R$ は連言の除去規則(右)、$\to E$ は含意の除去規則である。

a)$(p_1 \wedge p_2) \wedge p_3$ を仮定とし、$p_1 \wedge (p_2 \wedge p_3)$ を結論とする以下の自然演繹の導出(証明図)を完成させたい。(ア)~(オ)にあてはめる命題を答えよ。

\[\cfrac{ \cfrac{ \cfrac{(p_1 \wedge p_2)\wedge p_3}{(ア)}\wedge E_L }{p_1}\wedge E_L \quad \cfrac{ \cfrac{ \cfrac{(p_1 \wedge p_2) \wedge p_3}{(イ)}\wedge E_L }{(ウ)}\wedge E_R \quad \cfrac{(p_1 \wedge p_2) \wedge p_3}{(エ)}\wedge E_R }{(オ)}\wedge I }{p_1 \wedge (p_2 \wedge p_3)}\wedge I\]

b)$p_1 \wedge p_2$ と $p_1 \to (p_2 \to p_3)$ を仮定とし、$p_3$ を結論とする以下の自然演繹の導出(証明図)を完成させたい。(ア)~(エ)にあてはめる命題を答えよ。

\[\cfrac{ \cfrac{(ア)}{p_2}\wedge E_R \quad \cfrac{ \cfrac{(イ)}{p_1}\wedge E_L \quad (ウ) }{(エ)}\to E }{p_3}\to E\]

c)命題の集合 ${ \neg p_0 \to \neg p_1, \neg p_1 \to p_0 }$ が矛盾するか無矛盾であるかを答え、その理由を述べよ。


解答

题目给出的几个符号如果能够了解的话,这题还是比较容易做出来前两问的

$\wedge I$ 是交集的导入规则,即将 $A$ 和 $B$ 变成 $A \wedge B$

$\wedge E_L$ 是交集去除规则,留左侧,即将 $A \wedge B$ 变成 $A$

$\wedge E_R$ 是交集去除规则,留右侧,即将 $A \wedge B$ 变成 B$

$\to E$ 是蕴含去除规则,即将 $A$ 和 $A \to B$ 变成 $A$

a

  • ア: $p_1 \wedge p_2$
  • イ: $p_1 \wedge p_2$
  • ウ: $p_2$
  • エ: $p_3$
  • オ: $p_2 \wedge p_3$
\[\cfrac{ \cfrac{ \cfrac{(p_1 \wedge p_2)\wedge p_3}{p_1 \wedge p_2}\wedge E_L }{p_1}\wedge E_L \quad \cfrac{ \cfrac{ \cfrac{(p_1 \wedge p_2) \wedge p_3}{p_1 \wedge p_2}\wedge E_L }{p_2}\wedge E_R \quad \cfrac{(p_1 \wedge p_2) \wedge p_3}{p_3}\wedge E_R }{p_2 \wedge p_3}\wedge I }{p_1 \wedge (p_2 \wedge p_3)}\wedge I\]

b

  • ア: $p_1 \wedge p_2$
  • イ: $p_1 \wedge p_2$
  • ウ: $p_1 \to (p_2 \to p_3)$
  • エ: $p_2 \to p_3$
\[\cfrac{ \cfrac{p_1 \wedge p_2}{p_2}\wedge E_R \quad \cfrac{ \cfrac{p_1 \wedge p_2}{p_1}\wedge E_L \quad p_1 \to (p_2 \to p_3) }{p_2 \to p_3}\to E }{p_3}\to E\]

c

無矛盾である。命題を整理する

\[\neg p_0 \to \neg p_1 \equiv p_0 \vee \neg p_1 \\ \neg p_1 \to p_0 \equiv p_1 \vee p_0\]

真理値表を作る

$p_0$ $p_1$ $\neg p_0 \to \neg p_1$ $\neg p_1 \to p_0$
0 0 1 0
0 1 0 1
1 0 1 1
1 1 1 1

$p_0=1, p_1=0$ または $p_0=1, p_1=1$ の場合は、両方の命題が成り立つ

少なくとも一つの真理値割り当てで命題集合が成り立つため、命題の集合 ${ \neg p_0 \to \neg p_1, \neg p_1 \to p_0 }$ は無矛盾である

3

一階述語論理について考える。

a)以下の論理式のモデルは存在するか。存在するならば、モデルのユニバースの濃度の最小値を答えよ。存在しないならば、その理由を述べよ。

\[\exists x \exists y \exists z \space \neg(x=y) \wedge \neg(y=z) \wedge \neg(z=x)\]

b)以下の論理式のモデルは存在するか。存在するならば、そのモデルを1つ挙げよ。存在しなければ、その理由を述べよ。

\[\exists x \forall y(x=y)\]

解答

a

この論理式のモデルは存在する。モデルのユニバースの濃度の最小値は3である。

b

この論理式のモデルは存在する。例えば、ユニバース $U={a}$ を設定する。この場合、$U$ のすべての要素が $x$ と等しいため、論理式が成り立つ。

4

一階述語論理の自然演繹について考える。以下が成り立つか否か答え、その理由を述べよ。ただし、$P$ はアリティ2の述語記号とする。

\[\vdash (\forall x \exists y P(x,y)) \to \exists x \forall y P(x,y)\]

解答

これは成り立たない。反例は以下のように構成する。

ユニバースを ${ m,n,a,b }$ と定義する。このとき、述語 $P(x,y)$ の解釈を以下のように与える

\[P(m,a) = 真 \quad P(a,m) = 偽 \\ P(n,b) = 真 \quad P(b,n) = 偽\]

これより、$\forall x \exists y P(x,y)$ が成り立つ。しかし、$\exists x \forall y P(x,y)$ は成り立たない。

Reference

自然演繹

命題論理

演繹定理

充足可能性問題

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